多くの人たちでにぎわう戸倉たまねぎ祭り
千曲市の農家らが、千曲市内川で戸倉たまねぎ祭りを開いた。来場者は詰め放題の20キロ専用ネット袋1600円、10キロ袋900円を購入し、自分で収穫する。今年も受け付け、開始前から200人以上の列ができ、タマネギを袋にあふれんばかりに詰め込んでいた。
昨年11月、農家や近隣の同市立五加小学校の児童が、約20アールに約6万6000本を定植した。越冬させて6月に収穫を迎え、みずみずしく甘味を感じる良質なタマネギになる。今年は4、5月が少雨となったため、玉肥大を促進するため5月上旬と下旬にかん水し、上々の出来になった。
長野市から家族と訪れた志村星弥君(9)は「祭りに来たのは2回目。自分で収穫したタマネギを食べるのが楽しみ。今日はカレーを作ってもらい食べたい」と笑顔を見せた。祭り実行委員会の宮入眞徳会長(69)は「産地の味を味わってもらい、農業の灯を次世代にしっかり伝えていきたい」と話した。