説明を受けながらブドウの房こきを体験する児童
長野県坂城町立坂城小学校3年生47人は、同町の栁澤嘉博さん(76)の園でブドウの房作り(房こき)を体験した。同町は水はけの良い土壌で日照時間が長いなど、ブドウなどの果実栽培が盛ん。地元で栽培されているブドウ作りを体験した。
今回は、栁澤さんが栽培する「ナガノパープル」で体験。JAちくまの営農技術員が作業の方法などを説明した。ブドウの房で不要な部分を取り除くのが「房こき」。房に実を付けさせる部分は、ごく一部の下の部分で、「にぎり房」と呼ばれる円筒形の房型にする。技術員は「房の下の部分3.5センチほどを残し、上は取り除いて」と説明。児童たちは長さの印を付けた割り箸を使いながら作業を行った。
児童たちは自分で房こきしたブドウに名札を付けた。体験した榊原雅陽君は「自分で房作りしたブドウを収穫するのが楽しみ」と笑顔を見せた。7月上旬に袋掛けをし、9月中旬には収穫する。