タマネギの収穫体験で笑顔を見せる児童
千曲市五加小学校4年生53人はこのほど、同市内川にある約20アールの圃場(ほじょう)で、タマネギの収穫体験を行った。地元農家らで組織する戸倉たまねぎ祭り実行委員会と科野農業塾が主催し、今年で14回目。地域の特産であるタマネギの栽培を学び、地元農産物を味わい、食の大切さを知ってもらおうと行われている。
今回収穫したタマネギは、児童たちが昨年9月に播種(はしゅ)し、11月に約6万6000本の苗を植え付けたもの。収穫体験した宮坂彩音さん(10)は「自分たちで種まき、植え付けしたタマネギを収穫するのは楽しい。タマネギは大好き。肉ジャガに入れて食べたい」と笑顔を見せた。
同実行委員会の宮入眞徳会長は「千曲市で栽培されるタマネギは11月に定植し、寒い冬を越し6月に収穫するので、甘味を感じる最高の味。産地の味をしっかり味わってもらいたい」と話した。
収穫したタマネギは、1人10玉(約2キロ)を家に持ち帰り味わう他、同市第2給食センターに100キロ納入される。