14年度事業報告、決算を承認-特殊詐欺防止に力

県JAバンク顧客基盤拡充と収益力強化の取り組みでは、顧客基盤の維持・拡大策や商品・事務統一、振り込め詐欺など特殊詐欺防止に取り組んだ。また、各種イベントや年金受給者拡大に積極的に取り組み、JA貯金は前年比1.8%増の2兆9305億円になった。
農業担い手に対する金融支援では、八十二銀行との共同出資で設立した「信州アグリイノベーションファンド」において具体的な案件組成に取り組み、6次産業化事業体2案件に投資を決めた。
貯金平均残高は前年比1.6%増の2兆4072億円、貸出金平均残高は前年比1.4%増の3477億円。金利の低下基調など厳しい運用環境の中、効率運用に努めるとともに、財務体質改善やコスト削減に取り組み、当期剰余金は11.3%増の117億7800万円を計上。奨励金・事業分量配当金170億円をJAに還元した。

MENU