リンゴの摘果学ぶ

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摘果作業方法を説明する営農技術員と同センター職員

JA須高営農生活部と長野農業改良普及センターは、新規就農者を対象とした「須高果樹セミナー」を開いた。3回目の今回はリンゴの摘果作業について、JAの営農技術員と同センター職員が作業方法を説明。大半の受講生は経験をしたことがあったため、より高度な技術習得を目指した。
4月末から5月上旬にかけて一輪摘花をしなかった場合は、満開後30日までに側果を落として中心果だけを残す「あら摘果」を行う。今回摘果を行った「ふじ」などは果柄が落ちにくい品種で、摘果した後に果柄が果実に突き刺さるのを防ぐため、必ず果柄の基部から切除するよう呼び掛けた。
また、摘果時に残す果実は、果そう葉が多く果柄が長く太いもの、縦長で肩が張っているもの、果台が1、2センチ、果台枝が15センチ以下のものだと説明した。受講生は「摘花や摘果の作業は経験があったが、しっかりとした方法を知らなかったので学ぶことができてよかった」と話していた。

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