営農技術員を統一募集

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参加者に仕事のやりがいなどを語る小林美里営農技術員(JAながの)

JA長野県グループは、営農指導の強化を図るため、今年度から県内JAの営農技術員の募集を始めた。2016年度は11JAが参加。今まで各JAが個別に募集・採用していた営農技術員を、JA長野県営農センターが募集する。
県域でまとまり、大手就職サイトを活用した募集をすることで、JAの営農技術員という職種を全国の学生に知ってもらい人材の確保を図る。
県営農センターはこのほど2日間、JA長野県ビルで、営農技術員の募集に関する個別説明会を開いた。16年度就職希望学生ら65人が参加した。
説明会では、県営農センターの担当者から、JAの営農指導事業や営農指導員などについて説明。営農技術員は農家の技術や経営の指導の他、地域の農業振興、担い手の育成など幅広い役割を担っていることを紹介。また、採用後には、必要な知識・技術・資格の取得や現場実習などの長期研修を行い、修了後、各JAの現場に配属されることを説明した。
この他、参加JAの営農技術員から仕事内容や仕事のやりがい、営農技術員になろうと思ったきっかけなどが語られた。JA長野八ヶ岳の新海孝幸営農技術員は「地元産業に携わり、地域に貢献したいという思いから営農技術員になった。常に農家と話し合いながら、生産安定に努めている」と強調した。
説明会に参加した原絵里菜さん(21)は「学部は農学部ではないが、農業に興味があり参加した。話を聞き、農業に関わる仕事の幅が広がった」と話した。
5月中に募集を締め切り、6月に筆記試験と面接を予定している。

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