出荷最盛期を迎えた「ライラック」
JA須高の総合共選所で、花き「ライラック」の出荷がピークを迎えている。今年は春先の天候に恵まれたこともあり、生育は昨年に比べ1週間程度早く、品質は上々。4月26日から露地物の出荷が始まり、最需要期「母の日」に合わせ、職員が出荷作業に追われている。JAは今年11万本の出荷を見込んでいる。
ライラックは香水の原料に使用されるほど香りがよく、母の日や結婚式の需要が高い。冷涼な気候と肥沃(ひよく)な土地を生かし、小布施町を中心に「桃」「白」「紫」の系統を栽培している。栽培する農家は15戸で、今年は1ヘクタール以上作付けた。主に関東・関西方面に出荷している。
同JA営農生活部農業振興課の堀内佑介営農技術員は「出荷前に園地巡回や講習会、目ぞろえ会を開催し、品質・規格の統一を図った。自信を持って市場へ提案していきたい」と胸を張る。