栽培について学ぶ生産者と説明する岩月指導員
JA北信州みゆきは、4年前から新規振興品目として冬至用カボチャの試験栽培を始め、栽培方法や品質面で一定の成果と方向性を確認できたため、普及拡大に乗り出した。ほくほく感があり甘味が強く、日持ちが良い品種として「ほっこり133」と「栗五郎」の2品種を選定。栽培者拡大を図り、早期産地化を目指す。
12月上旬市場に出回る冬至用カボチャは多くが輸入品で、国産品への需要が高く、晩秋以降の収入確保につながる。
このほど、JAの東部支所と営農センターで、冬至用カボチャの生産者を対象に、今年度の栽培説明会を開いた。新規栽培予定者を含む生産者約20人が集まった。
説明会では、JAの岩月隆志営農指導員から取り組み方針や栽培方法などの説明があった。生産者は、県北信地区統一のマニュアルに基づき栽培し、JAとJA全農長野が連携し販売する。
JAの高橋幸人農業課長は「味を追求し、消費者がもう一度食べたいと思えるようなカボチャ作りをしよう」と生産者に呼び掛けた。
今後は6月から7月にかけて、圃場(ほじょう)準備や播種(はしゅ)の指導会を行う予定。