あいさつをする
千曲市鋳物師屋のJAちくま本所で、埴科地域アグリセミナーの第10期生の開校式が開かれ、受講生ら32人が出席した。講義を行うJA営農技術員が、講座内容や予定などを説明した。セミナーを機に就農した人も増えており、今後も修了生の就農を図りながら多様な担い手を育成する方針だ。
セミナーは、千曲市、坂城町、長野農業改良普及センター、JAちくまが連携して2002年に開講。定年帰農者や新規就農者、女性農業者、グループをつくって農業をしたい人ら、多様な担い手の育成に向け、農業に関心のある人を対象に1期2年で開いている。
受講課程は野菜、花卉(かき)、果樹(リンゴ・桃、ブドウ)のコースがある。コースをまたいでの受講も可能で、広く受け入れている。現地研修や土づくり講習会などを行い、農業の基礎から生産販売まで学ぶ。第10期生は野菜コースが18人、花卉が5人、果樹(リンゴ・桃)が22人、果樹(ブドウ)が10人、延べ55人が受講する。
JA営農経済部の勝山濃次長は「各コースとも管内の優良生産者の圃場(ほじょう)で作業しながら研修し、地域特性を生かした農業生産を学んでもらい、活気あるセミナーにしたい」と話した。