アスパラ半促成を推進、新規栽培者に講習

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立茎直前までの管理などについて学んだアスパラガス栽培講習会

JAちくまそ菜部会アスパラガス専門部会は、新規栽培者を対象にアスパラガス栽培講習会を千曲市内川の圃場(ほじょう)で開いた。昨年度から栽培を始めた生産者8人が参加した。
昨年4月下旬から5月上旬に1年生養成苗を定植。講習会に参加しながら栽培を進めてきた。JAの宮下英明営農技術員が、温度と若茎の伸張の特性や水分管理、収穫、立茎管理などを説明。春の収獲は2週間程度を目安にすることを提案した。
JAは、年間を通じて単価が安定し春先から収入のある品目として、アスパラガス半促成長期どり栽培の生産拡大を進めてる。
昨年度から約8.5アールのハウスで半促成栽培を始めた中村義彦さん(62)は「今春から出荷がスタートした。今春は500キロの出荷を見込んでいる。来年度は1トン以上の収獲を目指す」と話した。
宮下技術員は「農業開発積立金事業や農業振興助成事業などを活用し、施設化を進めていきたい。また、半促成長期どり栽培につなげ、10アール収アップ・茎枯病対策に努めていきたい」と話す。

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