総会に出席した会員ら
JA北信州みゆきが飯山市常盤地区で運営する農産物直売所「千曲川」の2014年度の売上高が、過去最高の2億6000万円(前年比6.7%増)に達した。来場者数も22万9000人と前年を6700人余り上回った。客層の中心は観光客や地域住民ら。再来訪者も多く、着実に売り上げを伸ばしている。
同直売所は開店から14年目。JA管内の569人の会員が野菜や米、きのこ、果実の他、農産加工品を出荷している。会員の希望者には農産物の販売状況をメールで1日3回配信し、速やかに農産物を供給できる態勢を取っている。
JA管内は豪雪地帯のため冬期の生産物がきのこなどに限られてしまうが、JAおきなわやJAなごやなど県内外のJA29地区から青果物を取り寄せる「JA間交流コーナー」を設けて品ぞろえを確保。現在は雪下にんじんやとうたちな、5月からは特産のアスパラガスが豊富に並ぶ予定だ。
JA営農センターで14日に開いた総会には会員ら約100人が集まり、事業報告や次年度の計画を可決した。15年度の会長に就任した木内三千雄さんは「私たちの役目は品質の良い品物を出すこと。一人でも多くの客に訪れていただき売り上げを向上させたい」と会員に呼び掛けた。