農村医療の実態学ぶ

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病院ブースで質問タイムにのぞむ医学生

JA長野厚生連は、将来の医療を担う医学生と、現場の一線で活躍する現役医師との情報交換会を毎年開いている。充実した医療体制や病院の働きがいなどを知ってもらうため、同連病院に初期研修を希望してもらうことが狙いだ。
情報交換会には、医学生45人が参加。全体ディスカッションでは、初期研修医、中堅医師、ベテラン医師の3人が、厚生連医療の特徴である地域、農村医療を守るための取り組みや医師としての体験談などを発表。初期研修医代表として篠ノ井総合病院の竹田裕医師は、同連病院を選んだ理由を「先輩の意見を聞き、評価が良かったこと」「たくさんの医療技術が経験できること」「新人研修など、充実した研修医指導体制が整っていること」を訴えた。
この他、厚生連が運営する10病院の医師が、直接医学生の質問などに答える「各病院ブース訪問タイム」を企画。4、5人の医学生がグループを作りブースを回り、指導医・研修医から病院の特徴や規模、研修医の研修体制、病院の福利厚生などの説明を受けながら情報交換した。
医学生からは「今まで知らなかった病院の特徴を聞くことができ、今後の参考になった」「大学の友達を連れて、病院見学へ行きたい」といった声もあり、医学生と病院がつながるきっかけの場になった。

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