国会議員招き、農政懇談会

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国会議員を招いて開催された農政懇談会

JA松本ハイランド青年部は、自民党の若林健太参院議員と務台俊介衆院議員をJA今井支所に招き、農政懇談会を開催した。各支部の役員やJA常勤役員ら37人が出席し、これからの農業政策などについて活発に意見を交わした。
同部の篁尚保部長は「青年部とJA、行政が一体となった取り組みで地域の活動を盛り上げるために有意義な意見交換会にしたい」とあいさつし、JAの伊藤茂組合長は「農業改革やTPPなど問題はたくさんあるが、長野県の地域農業を守るための取り組みを両議員にお願いしたい」と協力を求めた。
両議院は今井地区のリンゴ圃場(ほじょう)を視察し、生産者から説明を受けながら剪定(せんてい)作業を体験した。また、JAが推進している高密植栽培の園地も見学し、生産者から「初期の若木から収穫が見込め、木が小さいことから農薬代の経費も半分ほどになる」などと説明を受けた。
懇談会で両議員は、同部が事前に提出した農協改革やTPP交渉など5項目の意見要望に対して回答。若木議員は「農協改革については全く影響を受けないというわけにはいかない。農業者に損をさせないための取り組みを行いたい」と話した。出席者からは「意欲的な担い手を育成する制度が不十分だと感じている。しっかりした政策を立ててほしい」などの意見が出された。

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