みゆきポーク需要創出。加工品を新発売

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JAと市が連携して開発した加工品

JA北信州みゆきは長野県飯山市と連携し、JA産ブランド豚「北信州みゆきポーク」の新商品を開発した。3月14日のJR北陸新幹線飯山駅開業に合わせた土産品や、ふるさと納税の特典品などとして活用する。また、ブランドを象徴する新キャラクターの豚「みゆっきぃ」もデビュー。今後も商品開発を続け、管内の養豚振興を図る考えだ。
新商品は粗びきウインナー、ガーリックフランク、ぼたんこしょう入りチョリソー、ボンレスハム、オリジナルポークハムの5種類。JAの養豚部会員と役職員、行政、観光業関係者らが何度も試食を行い、香り、食感、味付け、価格などについて試行錯誤を重ねた。
生産頭数が少ないことから当面は数量限定生産で、主にふるさと納税や新幹線開業イベントでの活用を予定している。一般販売は、原料確保の状況により対応する。
JAと市は管内の養豚振興に向けた「北信州みゆきポーク生産販売プロジェクト」を発足。短期、中期、長期計画を策定して生産頭数の維持拡大に取り組んでいる。その中で市は「みゆきポーク生産振興対策事業」を単独事業として創設して加工品の開発を支援。市とJAで加工品の開発費を投じ、今回の新商品開発につながった。
今回の開発に伴い、これまでのキャラクターを一新してイメージキャラクター「みゆっきぃ」を設定。飯山の優しく温かな空気感をイメージし、かわいく親近感がある豚のキャラクターでPRする。
JAの櫻沢和美組合長は「生産者が約50年の歳月をかけて餌や飼養技術の創意工夫を積み重ねてきた豚。JAと市が連携してさらなる振興を図る」と話した。
JA養豚部会の佐藤良昭部会長は「試食や検討の回数を重ね、多くの方の協力を得て加工品が完成した。これまで以上に生産に励みたい」と士気を高めた。

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