肥料や農薬について学ぶ販売店舗の担当者ら
JA北信州みゆき営農資材課は、JA西部支所で「店舗・支所営農課担当者肥料農薬研修会」を開いた。資材販売店舗の窓口担当や支所営農担当者25人が参加し、農薬と肥料の種類と効果や作物別の使用基準、発生が予想される害虫の対策などを学んだ。
研修会は、農薬や肥料を購入する来客のニーズに合わせて担当者が提案や相談を受け入れる体制の強化を目的に実施。農薬メーカーの担当者やJAの営農指導員が講師を担当した。
水稲担当の高橋昌人営農指導員は2015年度の予約分から全面切り替えとなる水稲一発型肥料「みゆきパワー100」の特性を説明。これまでは、近年の高温により追肥部分が早く効いてしまうことがあったが、同肥料は、より近年の気候に合わせ追肥部分が効くようになったという。
園芸担当の高橋正和営農指導員は、来客から想定される質問として「定植しても大きくならないが肥料が足りないのか」「キュウリに追肥をしたいが何がよいか」といった例を挙げ、その対応や効果的な肥料などを解説。「来客の相談に応じる際は、どのような目的で使用するのかを具体的に確認することが大切」と話した。