牛乳で減塩和食に

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牛乳料理実習に取り組む参加者

JA全農長野酪農課と東海酪農協連は、駒ヶ根市総合文化センターで「食べる牛乳セミナー」を開いた。県学校保健会栄養教諭・学校栄養職員部会から中南信地域の26人が参加。牛乳を使うことで、減塩につながることを学んだ。
講師は料理家の小山浩子管理栄養士が務め、牛乳・乳製品・県産食材を利用した「ミルク豚汁」「サバのミルクみそ煮」「サケのミルクちらしずし」など5品が提案された。サバのミルクみそ煮は、みそ(塩分)の分量が通常のみそ煮の半分。「牛乳を入れることで味が調い、おいしい」と好評だった。
この他、小山管理栄養士は、おいしく減塩するための「乳和食のすすめ」について講演をした。料理への多様な牛乳の活用法と、学校給食における子どもへの減塩の必要性などを強調した。
参加者は「学校給食で課題になっている減塩について、大きなヒントを得た」「和食に牛乳がこれほど活用できることに驚いた」と感想を述べていた。主催者は「牛乳を使うことで減塩できることを広め、牛乳の消費拡大に努めたい」と話していた。

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