計画的な剪定・間伐を-北信園芸振興協議会

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剪定技術を学んだ講習会

北信園芸振興協議会は26日、中野市上今井地区の果樹園でスモモの整枝剪定(せんてい)講習会を開き、中野市などのスモモ生産者約60人が参加した。長野県農業技術課の堀道広副主任専門技術員を講師に約1時間半にわたり、剪定のポイントや効果などについて学んだ。
今回剪定した品種は「大石早生」。講師からは、各品種の特性と植え付け年数に合わせた剪定・間伐方法が伝えられた。品種により栽植距離も異なるため、理想的な日当たりを考えての剪定が重要。「南北に枝を分け、北側は日焼けに注意しながら栽培するのが基本の一つ。早期収量確保のため、密植を行っている園地で間伐が必要な場合には早めの実施が必要。枝は素直に伸ばすのが理想」と助言した。
今回の講習会を開いた地区のJA北信州みゆきスモモ部会は152人で、新規栽培者が増えている。スモモは生産振興を進める品目の一つで、昨年は日本スモモ・プルーン合わせて500グラムパック換算で、約47万6453パックの出荷があった。
部会で掲げる2015年目標販売額1億円に向け、生産者の準備が進んでいる。

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