受賞を報告し生産や販売について語る佐藤さん(中)
JA北信州みゆき管内の米生産者は昨年、米のおいしさを品評する全国規模の大会で相次いで入賞。昨年12月に開いた受賞報告会では8人の生産者がJA本所を訪れ、喜びを語った。JAの櫻沢和美組合長は、全国大会での多くの受賞は産地の名前を売る大きな手段とし「米の品質で勝負をかけ、おいしいお米を食べてもらい販売に弾みをつけたい」と期待を込める。
昨年11月に青森県で開かれた国内最大級の米の品評大会「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」では国内外から4369点が出品。総合部門で40人が選出される上位入賞に、JA管内の9人の生産者が選出された。中でも竹内昭芳さん(竹内農園)は最上位の金賞を受賞した。若手経営部門では山田勇気さん(やまだ農園)が金賞を受賞。山田さんは「今回の受賞が大きな励みになった」と受賞の喜びを報告した。
また、12月に静岡県で開いた「お米日本一コンテストinしずおか2014」では佐藤嘉一さん(ファームステーション木島)の「コシヒカリ」が、全国から応募のあった46品種504点の応募の中で頂点となる「実行委員会会長賞(特別最高金賞)」の栄光をつかんだ。
佐藤さんは報告会で「JAと二人三脚で稲作を精いっぱい取り組んでいる。当産地はこれだけ全国大会で受賞できる特別な産地なので、販売にもさらに力を入れてほしい」と要望し、さらなる品質向上を決意した。