見舞金を受取る渡辺部会長(右)
JAながのと取引がある大阪市の生協「おおさかパルコープ」は、長野県神城断層地震で被害を受けたJAさいがわ産直部会の生産者を見舞うため、長野市七二会のJAさいがわ営農センターを訪れた。同部会の渡辺昌孝部会長やJAの担当者が被害状況を説明すると、生協関係者は「被害に遭われた生産者と地域の一日でも早い復興と復旧を願っている」と話し、見舞金を手渡した。
今回の地震では、同部会の地域である長野市七二会、中条、信州新町、小川村は特に被害が大きく、これまでに335件の家屋の被害が報告されている。自宅の全壊や一部損壊を受けた部会員もおり、来年度の農産物の生産への影響も心配されている。
同部会は、新鮮な野菜を詰め合わせた「野菜ボックス」を同生協へ出荷する他、生協会員を招いた収穫体験や郷土食づくりなどを通じ、26年交流を続けてきた。生協関係者の訪問を受け、渡辺部会長は「地震で住宅や農業施設に被害があった部会員もいる。部会の運営委員会で話し合って支援金の活用方法を決め、来年度も生協の皆さんに新鮮でおいしい農産物を届けたい」と感謝の気持ちを伝えた。