銘柄豚「信州みゆきポーク」。生産は経験+愛情

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信州みゆきポーク生産者の佐藤さん

長野県飯山市常盤地区の佐藤良昭さん(66)は、同地区で40年以上養豚を続け、長年の知識と技術で銘柄豚「信州みゆきポーク」を生産している。現在は1300頭以上の豚を飼養して年間約2000頭を出荷。芋の一種「キャッサバ」を豚に与えるなど、餌にこだわり質の高い肉質に仕上げ、ブランドづくりに貢献している。
JA北信州みゆき養豚部会の部会長を務める佐藤さんは20歳の頃に養豚の世界へ飛び込んだ。50年近く養豚に取り組む中で、近年はキャッサバや大麦などを多く与えて脂の質を高める給餌を確立。また、豚の飲み水に酵素を入れることで健康を保ち、豚舎周辺の臭いの抑制と良質な堆肥の生産を両立させた。
佐藤さんらが生産する「信州みゆきポーク」は、甘味のある良質な脂身と肉の柔らかさが特徴。主に地元の消費者や県外のリピーター(再来訪者)に多く消費されている。
「地域の人が食べて喜んでくれることがとてもうれしい」と話す佐藤さん。子豚が乳を飲めないときは人工乳を与えるなど、豚の健康や食欲に気づかい、わが子のように愛情を注いで豚を育てている。

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