郷土色豊かに。カレンダー制作

「郷土色豊かに。カレンダー制作」の画像
女性部カレンダー

JA志賀高原女性部は、山ノ内町の「おらほのくらし」暦として、曜日の入らない数年サイクルで使えるカレンダーを制作し、部員に配布する。くらしに息づく文化や風習を伝え、地域に住む喜びを感じてもらう考えだ。
同JA女性部がカレンダーを作るのは初めて。
月ごとの農作業の作付け目安や、季節の料理の写真とレシピ、二十四節気などが掲載されている。部員から「生活情報などを盛り込んだカレンダーを作ってはどうだろう」という声が制作のきっかけ。6月ごろから月2回のペースで内容の検討を重ねてきた。
山ノ内町は、東西南北の地域によって気候が違うように伝統行事、言葉、行事食などの呼び方や作り方が異なっている。そうした大切なものが消えてしまわないよう、子どもたちに伝えたいものを載せた。共通語では言い表せない「おらほの方言」を載せ、温かみのあるカレンダーに出来上がった。
カレンダーは、Aサイズの壁掛け型で縦21センチ、横30センチ。
表紙は、山ノ内町のシンボル「高社山」をバックに白いソバの花が咲き、町特産のリンゴ、桃、ブドウ、エノキタケの写真をちりばめた。
女性部の渡辺澄子部長は「自分ち(家)の行事や作付けを書き込み『おらほのくらし』の暦として活用してもらえたら」と話す。
今回の配布は部員限定。女性部事務局は「評判が良ければ増部を考えている」と、カレンダーをきっかけに、部員の拡大につながることを期待している。

MENU