JA長野県健康寿命100歳弁当コンテスト受賞者
JA長野厚生連、JA長野県保健福祉推進委員会、JA長野県厚生部会はこのほど、
安曇野市のスイス村「サンモリッツ」で、JA長野県保健福祉推進大会を開いた
。県下JA役職員、行政関係者ら195人が参加した。平均寿命は全国1位の長野県
だが、脳血管疾患の死亡率は全国の上位にある。この大会は、誰もが介護と関
わる時代に、あらためて認知症や、障害とも関係の深い脳卒中について学ぶこ
とで、減塩などの予防に取り組むことの理解を深めた。
同連篠ノ井総合病院の外間政信副院長は、脳卒中対策として、(1)「言葉が出
ない」「名前が言えない」などの危険状態の早期発見(2)たばこなどの危険因
子を減らす(3)症状があれば迅速に専門的病院にいく(4)運動などにより基礎体
力をつける(5)気分転換を図る―ことが、重要な五つの項目であることを強調
した。
また、同連下伊那厚生病院の梅村尚美管理栄養士は、県民の2人に1人は高血圧
であり、9割が食塩の過剰摂取であることを報告。加工食品を減らし、旬の新
鮮な素材を選ぶことと、調理方法にひと工夫することが減塩につながることを
訴えた。
この他、地場農産物を活用した「第1回JA長野県健康寿命100歳弁当コンテスト
」の表彰式が行われた。