直売ひと工夫-野沢菜、平置きでPR

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直売所の店先に並ぶ多くの野沢菜

長野県飯山市常盤にあるJA北信州みゆきの農産物直売所「千曲川」は、収穫期を迎えた地元産の野沢菜を店頭の入り口に平積みにして並べ、来訪者の目を引き付けている。野沢菜は、JA管内の野沢温泉村が発祥とされる特産品。初冬の風物詩として定着し、毎年多くのリピーター(再来訪者)が買い求めに訪れている。
同直売所のこだわりは"屋外売り"。大量に持ち込まれる野沢菜を並べるスペースを確保できる他、店舗内の陳列より鮮度を保ちやすい利点がある。また、通常の出荷は1束5キロだが、直売向けは1束2、3キロと小さ目にして、個人が買い求めやすいよう工夫している。出荷者にとっても扱いやすく好評という。
JA管内では野沢菜の収穫が10月下旬からスタート。11月中旬の最盛期を経て、12月上旬まで続く見込み。昨年は同直売所で約60トン(約458万円)を販売した他、JAに約2万3500束(1束5キロ)が出荷され、冬に出荷する農産物の柱となっている。
同直売所の担当者は「北信州の本場の野沢菜を使って、ぜひおいしい漬物を作っていただきたい」と積極的に売り込んでいる。

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