「おにぎりおいしい」、県産米を観光客にPR

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試食をすすめ県産米アピール

JA全農長野、長野県、(株)マイパール長野、ベイクックコーポレーション(株)は25、26日、JR松本駅お城口広場で、市民や観光客に2014年産長野米の試食PRを行った。14年産の米価下落を受け、消費拡大と販売促進につなげる狙いだ。
イベントでは、長野米のおいしさと、13年産1等米比率日本一という品質の高さを広く知ってもらおうと、県産「コシヒカリ」と県の新しいオリジナル米「風さやか」で作ったおにぎり2個セットを2日間で計650セット用意。併せて県産きのこがたっぷり入ったきのこ汁も提供した。
新しいオリジナル米「風さやか」は、県農業試験場が開発し、13年3月に品種登録された米。かむほどに甘味が出て、適度な粘りがある。冷めても香りが残り、しっとりしているのが特徴で、さまざまな料理に合う。
25日、愛知県から旅行で来たという年配の夫婦は試食後「長野県産の米はなかなか手に入らなくて」「風さやかは風味がしっかりしていて、おにぎりに向いているかも」などと話した。またロシアから県内を旅行中という男性は「おにぎり、おいしい」と覚えたての日本語で話した。
今回の試食宣伝イベントは、米価低迷で生産者の不安が高まる中、県が中心に緊急実施する「信州のお米!食べてしあわせキャンペーン」の一環としての初回企画。米需要喚起を後押しするため、来年3月まで運動を展開する。

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