きのこ中毒防止呼び掛け

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食用と毒きのこを見比べながら説明を受ける来店者ら

食品を扱う業者らで作る長野県食品衛生協会などは、JAちくま管内のA・コープ店などで、きのこ中毒防止を呼び掛ける展示会を開いた。千曲市のA・コープあんず店では、近隣の里山などで採取した約110種類を展示した。来店者は、間違えやすい毒きのこと食用の説明を聞き、特徴を見比べていた。
市内から来店した女性は「種類が多く驚いた。食べられるものだけしっかり覚え、採る時の参考にしたい」と話した。また、採取したきのこを持ち込み、確認する人の姿も見られた。
野生きのこの成長は、例年より1週間ほど遅れているという。長野県きのこ衛生指導員の石井芳昭さん(69)は「天然ものを楽しみにしている人は多いが、知らないものは、『採らない』『食べない』『人にやらない』ことが重要」と注意を呼び掛けた。

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