野菜の出荷規格厳守を

「野菜の出荷規格厳守を」の画像
スイートコーンの出荷規格を確認する生産者

JA松本ハイランド果菜部会は、松本市のJA笹賀予冷庫で、スイートコーンを主体とした露地キュウリやピーマン、インゲン、パプリカの目ぞろえ会を行い、生産者や市場関係者ら150人が出席した。小野靖彦部会長は「一人の選果ミスが市場の評価を下げ、産地全体の単価を下げてしまう。全員が平均的な選果をすることが必要」と、品質管理の徹底を呼び掛けた。
目ぞろえ会では、市場関係者とJA全農長野の担当者が県内外の販売・作付け状況を報告するとともに、JAの野菜指導係が集荷所の稼働計画や検査体制、安全・安心対策を説明した。
また、(1)品質などに対するクレームが原因で市場平均価格の半値以下で販売されたものは、没収品として扱うこと(2)定期的に検査を行い、指摘が改善されない生産者は別出荷・別精算も検討すること―などを全員で確認した。
その後、各品目に分かれて防除の方法や荷造り、規格などを詳しく説明した。JAの田中均常務は「産地にとって量は力で品質は信頼。市場からの信頼が手取りにつながる。これまでの苦労が形になる季節になったので、もう一頑張りしてほしい」と話した。

MENU