みその天地返しをする参加者
JAながの女性部吉田支部の手作りみその会は、長野市で3月に仕込んだみその天地返しをした。会員8人が10たる(約540キロ)分のみそを、たるからたるに移し替え、全体を均一に熟成させる作業をした。12月上旬に袋分けし、会員に配る。
天地返しは、熟成のむらをなくすための作業。3月に仕込んだ時よりも色が濃くなり、倉庫は良い香りに包まれた。作業は3時間ほどで終わった。作業した会員らは「今年は、おいしみそができそう」と出来栄えに期待を寄せている。
同会は2009年にできたグループ。地元産の原料で、添加物や保存料などを一切使わずに造る。同会の原田貞子会長は「みそを手作りする家が少なくなる中で、こうして、おいしく食べられるのは皆のおかげ」と話す。