圃場を視察する部会員ら
JA佐久浅間信州人蔘(にんじん)部会は、圃場(ほじょう)の視察研修会を開いた=写真。部会員ら21人が佐久市協和の上野良晴さんと同市布施の田中幸男さんの畑を視察。生育状況を確認し、土づくりや管理方法について意見を交わした。
同部会では生産者の高齢化などの影響で播種(はしゅ)面積が減少。昨年度は2年生の集荷量が前年比の半分以下に落ち込んだ。今年度は9月に5、6年生(本根)、10月に2年生を収穫予定で、本根6トン、2年生0.5トンの集荷を見込む。
近年は健康志向や安心感から国内産の需要が高まっている。生薬などに加工される5、6年生と比べて細く小さい2年生は、てんぷらなどの料理に使われることが多く、主に生販売で取引されている。荻原太郎部会長は「成分含有量が高い5、6年生は、加工用で取引されるが、等外の場合は生販売の方が高値が付く。所得向上のため、新たに生販売の販路を広げたい」と話している。