桃の出荷スタート−児童が袋掛け

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農作業体験と“ふるさとの味”を学ぶ児童ら

JAグリーン長野管内で桃の出荷が始まっている。長野市篠ノ井で桃を栽培する山本典男さん(68)は、地元の市立篠ノ井東小学校4年生の農作業体験を受け入れた。児童71人が参加し、妻のますこさん(69)らから教わりながら、児童は「川中島白桃」の袋掛けをした。
体験学習は、山本さんが「小学校に通う孫の喜ぶ顔が見たい」という気持ちで5年前に学習会を開いたのを機に始まった。学校の総合学習や、地域の産業への理解を深める体験の一つとして、恒例行事となった。児童は6月に桃の摘果を体験するなど、一連の生育過程を学んでいる。
今後、除袋や収穫を迎えるが、児童の夏休みの時期に重なるため、希望者を募って親子で体験してもらう予定だ。
山本さんは「将来は“ふるさとの味”として、自分が栽培した『川中島白桃』の味を思い出してほしい」と児童に伝えている。

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