ブドウ、無核大粒種増やす

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JA役職員らが出席した販売取引会議

JA信州うえだブドウ部会協議会は、上田市のJA本所で2014年度販売取引会議を開いた。同協議会の役員ら37人が出席。有核「巨峰」中心の栽培品種構成を見直し、無核大粒種の構成比率を高めていく方針を確認した。また、28万8000ケース(1ケース4キロ)を出荷し、有核「巨峰」を柱に無核ブドウとの組み合わせ販売により、生産者手取りの向上を目指す方針を確認した。
今年度は無核大粒種を3割にする生産目標を掲げ、品種特性に合わせた生産指導を強化する。基幹品種の有核「巨峰」は一房35粒、420グラムを基準に高品質生産を徹底することを申し合わせた。
販売面では昨年、同協議会を構成する三つの部会が、部会ごとに異なっていた有核「巨峰」の出荷段ボール箱の規格を4キロ詰めに統一。初年度の販売は好成績を収めた。
今年度は3部会の共選・共販体制をさらに整備し、ブランド力と販売力を強化する方針。出席した市場関係者は「規格統一によって出荷量が安定し、売り場の確保ができた。無核が主流になっているが、有核巨峰でJA信州うえだブランドが確立できた」との報告があった。

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