「夏あかり」の産地化に向けた栽培講習会
JA須高は、リンゴ「夏明(なつあかり)」の栽培講習会を開いた。生産者ら約30人が参加した。長野農業改良普及センターから普及員を講師に招き、生産者が同品種の特性の理解を深めた。1ヵ月後の収穫に向け、大玉生産へ向けた栽培方法や、さび果対策などを学んだ。
「夏明」は8月の月遅れ盆前に出荷される早生種。着色が良く、甘味が強く酸味が少ない。食味の良さから市場評価が高く、JA産の最高品質の物は、毎年1箱(10キロ)1万円で取引される。
JAは「夏明」の導入を積極的に進めている。産地化を量る上で、大玉生産が必須だと認識している。栽培講習会では見直し摘果の徹底などを周知した。JA販売企画課の小林和弘課長代理は「出荷3年目を迎え出荷数量も増えるので品質を上げることでいち早く産地化していきたい」と意欲的だ。