業務用タマネギ規格確認

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出荷規格などを確認した生産者

JAあづみは、業務用タマネギの出荷を前に目ぞろえ会を開いた。生産者やJA職員、業者35人が安曇野市豊科のJA豊科支所に集まり、出荷規格や注意事項などを確認した。
JAの営農指導員は、2月の大雪の影響で追肥が遅れ、例年より小玉傾向となっている現状を説明し、「厳しい生育状況だが、品質維持のために出荷規格を守ってほしい」と呼び掛けた。
業務用タマネギは、7センチ以上12センチ以下の大きさで出荷統一されている。20キロコンテナか、500キロのバルグコンテナで出荷する。土は異物となるため、乾燥時に収穫し、軍手などで土を落とす。根は玉を傷つけるため、切り落とすよう、品質維持の確認をした。
収穫したタマネギは、水分を多く含んでいる。ハウスで乾燥作業をする場合は、天井部分に遮光ネットなどを張り、涼しい環境下での保管管理を勧めていた。
JAは、業務用に出荷するタマネギ栽培を推進している。契約取引で販売価格が決まっているため、生産者はあらかじめ収入の計算ができる利点がある。また、流通コストの削減やコンテナで出荷するため労力の軽減ができるのも魅力だ。業者は「安曇野のタマネギは、味も良くてカット野菜に向いているため、コンビニで人気商品となっている」と話す。

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