タマネギを袋に詰め込む参加者
長野県塩尻市広丘堅石の農家が運営している堅石西原会は、恒例のタマネギ祭りを行った。参加者は1000円で、10キロ用のネットに詰め放題で収穫体験した。午前8時30分の開始から、畑は大勢の参加者でにぎわい、約1時間で約3トン収穫した。
同市木曽平沢から夫妻で参加した太田佳宝さん(65)は「イベントを知って駆けつけた。13キロ詰めたが15キロ詰めた人もいると聞き、もうひと頑張りする」と意気込んでいた。
堅石西原会は地域の遊休荒廃地の有効活用を目的に発足し、6年が経過する。9人のメンバーで構成し、収穫時にはJA塩尻市が運営する収穫支援センターを活用する。会によると、活動を始めた当初、畑は木と石だらけだったという。地域からの期待は高く、耕作を引き受ける面積は年々増加している。30アールのタマネギ畑の他、100アールのジュース用トマトも管理している。