競りを前に花きをPRする井出副組合長と佐々木町長ら
JA佐久浅間は主力産地の佐久穂町と協力し、大阪府の花卸「なにわ花いちば」と「西日本花き」で、カーネーションなどの花きのトップセールスを行った=写真。JAの井出健副組合長と同町の佐々木定男町長が、市場関係者や仲卸に管内産花きの品質の良さをPR。生産者の努力により2月の豪雪被害から産地が復旧したことを伝え、積極的な購買を呼び掛けた。
JAの井出副組合長は「行政や生産者と連携して全力で雪害からの復旧を進めた。十分に満足いただける品質で出荷する」とアピール。なにわ花いちばの大西進社長は「顧客は夏秋期に佐久浅間の花きを待っている」と期待を寄せた他、市場では昨年初めまで輸入花きの比率が国産を上回る日があったことに触れ、「市場は国産を主に売り込んでいるが、最後に選ぶのは顧客。国産の存在感をしっかりとアピールしてほしい」と話した。
JAは品質の平準化を目的に、ばた選別を実施。箱選別の産地との差別化を図っている。
担当者は「産地品質の信頼を確保し、安定販売によって農家の所得向上につなげたい」と話している。