再建が進められる農業用パイプハウス
JAちくま管内で、2月の大雪で被害を受けた農業用ハウスの再建が始まった。JA管内では農業用ハウスなど400棟を超える施設が損壊。被害面積はおよそ5900平方メートルに及ぶ。JAは農家から要望を聞き取りながらハウスを建設し、微調整を繰り返して作業を進めている。
これまでJAは行政に支援を要請し、支援隊を立ち上げて損壊したハウスの撤去や農業用廃プラスチックの回収などの支援をしてきた。また、復旧に関する相談や手続きの窓口を各営農センターに設けた他、復旧資金貸付などの支援を各支所で受け付けている。
農業用ハウスの再建を目指す60代の農家男性は「今度は雪が降っても倒壊しないようパイプの数を増やすなど、強度を高め頑丈な造りにした。ハウスができたら秋野菜を早速植えたい」と話した。
JA生産資材課の半田直士課長は「ハウス資材は3月の受注分から供給しているが、ハウスの建設はメーカー側の人足が不足していて遅れている。他の部門の職人に協力を仰いでやっと6月から施工が始まった。組合員の早期の再建に向けてエンジン全開で頑張りたい」と話す。