ファミリーマートJAあづみ烏川店の開店セレモニーでテープカットする関係者ら
JAあづみは、大手コンビニエンスストア会社のファミリーマートとコンビニ店舗の運営について合意し、1号店「ファミリーマートJAあづみ烏川店」を安曇野市堀金烏川でオープンした。JAの子会社「あづみ野開発」が、初めてコンビニを運営。県内ではJAみなみ信州、JA上伊那、JA大北、JA佐久浅間に続き5JA目だ。
JAは2013年度の総合経営対策策定委員会で、店舗購買事業の経営改善策を検討。コンビニ運営しているJA上伊那やJA大北の店舗の視察などを経て、生活事業を継続展開するために生活センター烏川店の改装によるコンビニ運営に乗り出した。
1号店は店舗面積約285平方メートル、売り場面積216平方メートル。通常のファミリーマート店舗より売り場面積を増やし、直売会員による農産物の直売コーナーを設けた。また、約100種類のJAオリジナル商品やエーコープ商品が並ぶコーナーや、飲食しながら歓談できる「イートインコーナー」を設置した。オープニングセレモニーでJAの千國茂組合長は「組合員や地域住民の利便向上のためにコンビニとして大きく生まれ変わる。組合員や地域住民に末永く愛される店舗を目指す」と抱負を述べた。ファミリーマートの前西潤一執行役員は「安曇野市にはファミリーマートの物流センターを建設する。中信地区の重要拠点と考えている」と期待を寄せた。