大麦の収穫最盛、平年並み収量を

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手際良く刈り取りが進む大麦畑

JA松本ハイランド管内で、大麦の収穫が最盛期を迎えている。管内の大麦の作付面積は約160ヘクタールで、今年の収穫量は約700トン(1万4000俵、1俵50キロ)と平年並みの収穫量を見込んでいる。収穫後の乾燥・調製作業を経て、麦茶や押し麦の原料として、山梨を中心に県内などにも販売する。
主産地である松本市神林地区では46ヘクタール栽培され、刈り取りが進んでいる。初日は作業を受託している(株)神林ACAのコンバイン4台がフル稼働し、約5ヘクタールを刈り取った。今年は凍霜害が無かったものの、昨年秋の大雨の影響で種まき作業が遅れ、実が若干細く、収量は例年より約1割減ることが見込まれる。
同地区は農地を一元管理し、連作障害が出ないようブロックローテーションで効率的に2年3作を実施している。神林ACAの塩原恵市取締役は「大麦の品質を落とさないように、丁寧な作業を心掛けたい」と話した。

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