ひょう害への対応を協議する生産部会代表者
JA松本ハイランド管内で降ひょうと暴風雨による農業災害が発生したことを受けこのほど、果樹や野菜などの生産部会の代表者や各地区の営農指導係など50人が出席して「農業災害対策会議」を松本市今井の同JA果実共選所で開いた。生産者へ被害状況や品目ごとの被害額などを報告して情報を共有するとともに、部会代表者から直接意見や要望を聞き、今後の対策を協議した。
同JAの田中均農業災害対策本部長(同JA常務)はあいさつで「現場からの意見や要望を頂き、行政などへの支援要請を行いながら、JAとしてできることは迅速に対応する」と述べた。
部会代表者からは「指導係の早急な対応や言葉にとても励まされた。落ち込んでいる生産者が多いので、今後も精神的なケアを行ってほしい」「リンゴは12月まで出荷が続くため、長期的な視点で支援をお願いする」などの意見や要望が出された。同JAの小笠原寛常務は「これまでに起きた災害時の対応で、良かった点は今回も行い、改善すべきところは直して対応する。意見を集約し、その都度情報をつなぎながら取り組みを進める」と話した。