「人づくり塾」の受講者ら
JA松本ハイランドは、松本市のJA本所で、協同組合理念と同JAの経営理念を理解し、実践力・発想力を身に付けた職場のリーダーとなる人材を養成するための「人づくり塾」を開講した。今年度は営農や経済、金融共済など幅広い部門から所属長が推薦した11人が受講した。9ヵ月にわたる長期の研修プログラムを展開し、広い視野と新たな視点で業務改善を行い、「高い自立性と自律性を持つ職員」を目指した全8回の講義を行う。
「人づくり塾」は今期で10年目。卒塾生は109人で、職場の課題解決の考え方や手法、JA経営の特性と現代的な課題などの具体的な事例やグループ討議を交えて講義が行われる。塾生には毎回課題が与えられ、事前読書とレポート提出がある。
今年の人づくり塾では、幅広い視野でJA運動をけん引するリーダーを育成しようと、総合的な教育活動展開のために開設した「JA松本ハイランド夢あわせ大学」で、組合員を対象に開講している「協同活動みらい塾」と合同で行う講座や、最終回には修了論文作成とプレゼンテーションも予定している。
JAは今年度、第4次長期構想に掲げた「協同を担う人づくりによる地域の活性化」を実現させるため、「JA松本ハイランド夢あわせ大学」を設置した。「人づくり塾」をはじめ、既存の講座、「はつらつ大学」「若妻大学」「組合員セミナー」などを同大学の「学部」として位置付け一つにまとめた。