ハウススイカ出番、仕上がり良好

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検査員によって選果されるスイカ

JA松本ハイランド管内で、ハウス栽培したスイカの出荷が始まった。5月以降の好天を受けて昨年より4日早い出荷開始となった。「JA松本ハイランドすいか」として出荷できる条件は糖度11以上。出荷初日に試し切りしたスイカは糖度は13.2と抜群の甘さで、味、品質とも良好に仕上がっている。露地スイカは7月6日ごろに出荷される予定だ。
JA管内では、10戸の農家がハウス栽培により7月上旬までに4000ケース(1ケース2玉)を出荷。ほとんどがJAの農産物直売所「ファーマーズガーデン」やA・コープ、地元のスーパーなどに流通する。初日は1戸の農家が425玉を松本市波田のJAすいか共選所へ持ち込み、検査員が形状や傷の有無などを目視検査した後、内部品位センサーで糖度や熟度、空洞果などを測って格付けした。
「JA松本ハイランドすいか」は松本市の和田、新村、今井、波田地区と山形村が主産地。標高600〜800メートルの火山灰土が堆積した「水はけが良く水もちが良い」限定された立地で栽培され、糖度が高く大玉で実の締まった、シャリッとした歯応えに定評がある。
露地スイカの出荷ピークは7月下旬から8月中旬。スイカ全体の生産農家は238戸で栽培面積は235ヘクタール。出荷量は102万ケース、販売高は27億円を計画している。

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