販売力を向上などの方針を確認した会議
JA佐久浅間カーネーション専門部は、市場と行政の関係者や部会員らを集め、2014年度の取引会議を佐久市で開いた。JAはスタンダードカーネーション500万本、スプレイカーネーション200万本の出荷を目指す今年度の販売方針を提示。また、一番花と二番花の品質格差の是正や鮮度保持に努めた流通に取り組み、関係者が一丸となって販売力を向上させる方針を確認した。
会議では、JAの営農技術員が出荷計画と生育状況を報告。同専門部の新津覚部長は「消費者にJA佐久浅間産を選んでもらえるよう品質向上に努めよう」と呼び掛けた。
管内では、2月の豪雪によるハウスの倒壊などで栽培環境が整わず、定植の遅れなどがあったものの、3月以降は復旧作業が進んで生育が回復してきたという。生産者とJAは芽整理や草勢の維持、施肥管理の徹底などにより一番花と二番花の品質格差の是正を図る他、鮮度保持に努めた流通や実需者ニーズに応えた産地形成、精度の高い情報提供などに取り組む方針だ。