リンゴの結実状況を調査する営農技術員
JA須高は、管内87ヵ所の園地で全営農技術員と関係職員が果樹の結実と作柄状況を定点調査している。12年前から定例化して毎年行っており、今年は「虫の日」にちなんだ6月4日にリンゴ、桃、プルーンなど8品目19品種を調査。生育は順調で結実も良好、全体として豊作基調であることを確認した。
調査は毎年同時期に同じ園地で行っている。こうして長年にわたり蓄積したデータを栽培指導や販売戦略の組み立てに活用し、県内一の果樹産地の生産振興につなげる狙いがある。地道な取り組みではあるが、調査結果を全員が共有できることもあり、JA管内の果樹生産の大きな強みとなっている。
JA農業振興課の藤沢茂樹課長は「今後も定点調査を続け、さらに積み重ねたデータを生かして栽培指導や有利販売につなげたい」と話す。