産地のイメージ向上、シンボルマークを検討

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気に入ったシンボルマークを選ぶJA職員ら

JA信州諏訪は2014年の合併から10周年を迎え、「合併10周年記念プロジェクト」を始動させた。第1弾は同JAを象徴するシンボルマークの作成で、出荷箱やJA施設など隋所に表示してイメージアップや存在感の強化を図る。この他、食育イベントやスポーツ大会への協賛などさまざまな形で協同組合の基盤拡大に取り組みながら、地域と組合員に愛されるJAづくりを進める方針だ。
シンボルマークのデザインは管内のデザイン会社に委託し、4社から29点の図案が寄せられた。これらを9日までJA本所に掲示し、全職員による投票を実施。投票結果を踏まえ、6月の経営会議と理事会を経て決定する予定だ。
JAは諏訪地域6市町村にまたがり、冷涼な気候と豊富な日照量を生かして野菜、花き、水稲栽培、酪農などが盛んに行われている。また、諏訪湖や八ヶ岳といった自然の豊かさも特徴で、こうしたイメージを象徴した緑色や青色を基調とした図案が目立った。
シンボルマークの作成は、昨年発足させた各部門の中堅職員でつくる「10周年記念事業検討プロジェクト会議」で提案されたのを機にスタート。4月から組合員の加入促進、事業部門別の次世代対策などを行う専任部門として新設した「JAづくり推進室」が事業として乗り出した。
同室の大森賢一室長は「シンボルマークを作ることで、組合員や職員に自分たちのJAだという愛着を持ってもらいたい、JAと地域の未来を考えるきっかけになってくれたら」と話した。

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