レンタル機械で播種を行う青木さん
組合員の農作業の効率を高めるとともに、労力の軽減につなげてもらおうと、JA北信州みゆきが4月に新たに導入したレンタル農業機械の利用が始まった。
飯山市木島地区の畑で、6連の播種(はしゅ)機をレンタル利用したJA長野県青年部協議会会長の青木正明さん(43)は「今までは、手押しで1条まきのものを使用していたが、レンタルした6連の播種機はかなり楽に種がまける。個人で買うのは大変なので、今回レンタルが始まってとても助かった」と話し、野菜の栽培に意欲を見せた。
今回、青木さんは夏まき加工用ホウレンソウの試験栽培のため播種を行った。ホウレンソウは通常、8月下旬から9月上旬に播種を行うが、JA管内の気候が7月収穫の加工用の栽培に適していると取引業者から要望があり、応じた。初めての取り組みとなった試験栽培だが、レンタル農業機械を有効活用し、効率的な対応が可能となった。同JA基幹集荷所はこの他、マルチ張り機や溝掘り機などを貸し出していて、組合員に多くの利用を呼び掛け、農業振興を図る。