焼き上がったカステラを切り分ける三島さんと参加者
長野県松本市神林地区の育児サークル「ぽんぽこりんクラブ」は、童謡「ぐりとぐら」を題材にした直径90センチの巨大カステラ作りを行った。地域住民の親子ら80人が参加し、通常の150人分に相当する大きさのカステラを焼いて交流した。
カステラ作りはJA松本ハイランド若妻大学の神林地区OBで構成する食農教育グループ「にこにこフライパン」の4人が協力。特注のフライパンを用意し、地元産の鶏卵150個と牛乳3リットル、エーコープ商品「むしパンミックス」と砂糖だけで作った。
「にこにこフライパン」の三島幸子さんは「楽しみながら調理して食べることで地元の食べ物を実感できる。今後も機会を増やしたい」と話した。
夫婦と子どもの4人で参加した上條三四郎さん(33)は「地区に卵農家がいることを初めて知った。子どもたちのためにも今後は地元産の食材を意識して使いたい」と話した。
JAの「若妻大学」の卒業生は、卒業後も地域の行事へ参加するなど積極的な活動を幅広く展開。JAの女性理事も輩出している。