あいさつする芳坂組合長
JA信州うえだは29日、上田市二の丸の上田市民会館で第20回通常総代会を開いた。総代824人のうち、書面を含め797人が出席。2014年度事業計画など全7議案を原案通り可決、承認した。
あいさつした芳坂榮一組合長は、2月の豪雪で被害に遭った組合員に対して見舞いの言葉を述べた後、「被害施設の撤去、修繕作業など、組合員、地域と一体となって支援活動に取り組んでいる。JAグループの総力を挙げてこの局面に立ち向かう」と復旧と農業再建への決意を述べた。
環太平洋連携協定(TPP)については、「国会決議が必ず実現されるように引き続き徹底した運動を進めていく」と表明。
政府の規制改革会議が農業改革案を提言したことについては、「JAグループの結集力や健全な発展を奪い、地域農業の崩壊につながりかねない極めて重大な問題だ。現場の実態を無視した農業改革案に組合員の総意を持って反対していく。自らの改革によって、農業、地域づくりをしていくことが農業協同組合の使命だ」と訴えた。「合併20周年の大きな節目の年を迎え、将来にわたり信頼され続けるJAであるため、事業拠点再構築をはじめとしたJA改革を着実に実践していく」と述べた。
また、「TPP交渉における国会決議の実現」と「自主・自立を基本とする農業協同組合の維持・発展」に関する特別決議を満場一致で採択した。