アスパラガスの選荷作業に追われる作業員
JA上伊那管内で、アスパラガスの出荷が最盛期を迎えている。同地域産は県内2番目の出荷量を誇り、JAは重点推進品目と位置付けている。管内は一日の気温差が大きく、特に春収穫のアスパラガスは凍てつく冬を生き延びるために糖分を貯めるため、甘くみずみずしいのが特徴だ。
南箕輪村のJA伊那広域野菜選荷場では、JA職員らが連日選荷作業に追われている。作業員は生産者が結束して持ち込んだアスパラガスの品質を確認後、等級ごとに分け、鮮度を保持するため縦詰めのスチロール箱に箱詰めする。23日は、約600ケース(1ケース5キロ)を出荷した。
同選荷場からは名古屋方面を中心に、関東、関西方面、県内の各市場に出荷している。今年は乾燥や低温の影響で昨年よりも1週間ほど出荷が遅れている。出荷は10月上旬まで続き、同JAでは出荷量600トン、販売高6億6000万円を目指している。