果樹技術習得へ講座、活躍に期待

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熱心に講習を受ける受講生

JA須高営農生活部と長野農業改良普及センターは、同JA営農生活部会議室で2014年度須高果樹セミナー職員ら42人が参加した。
受講生は定年など退職・Iターン・Uターンによる就農(予定)者ら経験の浅い農業者。年間を通じてリンゴやブドウなど果樹栽培に関する知識・技術を習得する全10回の講座を受講する。内容は圃場(ほじょう)での実技講座を中心に、JA営農技術員、普及センター職員から栽培管理技術をはじめ土壌肥料、病害虫防除などを学ぶ。
担い手不足や遊休荒廃地の増加など地域農業の根幹が揺らぐ中、産地を担う意欲ある農業者に対する期待は大きい。同改良普及センターの下島秀昭企画幹兼次長は「本セミナーの受講者に地域農業のリーダーとして活躍を期待したい。普及センターも全力で協力していきたい」とあいさつ。同JAの渡邊澄男理事営農生活部長は「JA営農技術員を有効に活用し、産地を支える生産者の一員として一日も早く活躍してほしい」と激励した。
開講式終了後、第1回の講座が開かれ、同改良普及センターによる「果樹の基礎知識」として、一年の果樹作業の流れと当面の管理についての話に、受講者はメモを取りながら熱心に聞き入っていた。
次回の講座は25日の予定で、実際の圃場で「農業機械の操作方法」について学ぶ。

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