根が重ならないように株を定植する生産者
JA上伊那管内でアスパラガスの株の定植作業が最盛期を迎えている。アスパラガスはJAの重点推進品目で、生産量は県内で2番目に多い。今年は600トンを出荷し、6億6000万円の販売を目標に掲げている。
箕輪町の生産者約650人でつくる農事組合法人「みのわ営農」は今年からアスパラガスの栽培に乗り出した。長期間収穫できる上に価格の変動が少ないため、春の収入源として期待している。同法人が取り組む米、麦、大豆、業務用キャベツの栽培に新たな品目として加え、経営の安定を図る狙いだ。
10日には組合員6人が箕輪町中原の約10アールの畑に2000株を植え付けた。今後はビニールハウスを建てて栽培し、2年後の初出荷を見込んでいる。