開葯作業に向け、作業手順を確認

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開葯作業について技術員から説明を受ける青年部のメンバー

JA中野市園芸技術課とJA青年部は共同で、果樹類の摘み取った花から人工授粉用の花粉を取り、農家に販売する開葯(かいやく)事業を行っている。今年も開葯作業に向けて、青年部役員と技術員で説明会を行った。
JA青年部のメンバーは120人。果樹だけでなく、きのこ、花きなどを生産するメンバーも、青年部の支部活動の一環として一緒に作業に当たっている。
高齢農家には、花を摘んで授粉用の花粉を取るのは大変な作業。後継者のいない農家は、栽培をやめてしまう場合もある。農地の遊休化の原因にもなりかねないことから、青年部は、地域の農業を守るため作業に励んでいる。
開葯作業は摘んできた花の葯を落とし、機械でごみを取り除く作業を行う。集めた葯は、開葯室に入庫して温度24〜25度、湿度60%前後で数日間管理した後、農家に配る。

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